調査によって得られた結果

先日、夫の定年退職を期に離婚をいたしました。子供たちも賛成してくれました。
慰謝料については夫から自宅と慰謝料750万円、浮気相手の女性から300万円を受け取ることで、財産分与については預金、退職金、年金をそれぞれ半分受け取ることで決着しました。
離婚の原因は夫の長年にわたる浮気です。渚探偵事務所さんには、証拠固めをお手伝いいただきました。また財産分与の話し合いの進め方についてもアドバイスをいただきました。

離婚を決意するに至った経緯

ずっと前から、20年以上前から。女の勘で気づいていました。
でも子どもたちのこともあり、事を荒立てたくなかったので、ずっと気づかないことにしていました。手帳や携帯電話を調べたことも今までありません。
ですが実は過去に一度だけ、「浮気しているでしょ、離婚しましょう」と持ちかけたことがあります。その時は夫が謝ったので、私も思いとどまりました。でも、その後、私が何も言わなくなったので、また浮気は再開していたようです。
そのうちに夫の定年退職が近づいてきました。もともと仕事人間で、家庭のことは私にまかせきり。外向きの意識が強く、出世はしたものの、家庭人ではありませんでした。
将来の自分の人生をよく考えた末、わたしは離婚することを決意し、そのころから預金名義や不動産名義の変更や、本による情報収集、弁護士の先生への相談など準備活動を始めました。
その後、弁護士の先生から、信頼している探偵事務所として、紹介していただきました。そこが提出する報告書は証拠価値が高いということでもあったので、まずはお伺いしてお話しを聞いてみることにしました。

印象

最初は「探偵事務所」という名前のせいで少しこわい印象がありました。まさか自分が「探偵事務所」と名のつく場所に行くことになるとは思ってもみませんでしたし。
ですがご担当の高橋さんは女性ということもあり、とても親切で、こちらの気持ちをよく分かっていただける方で、最初から最後まで安心してお話ができたので、調査をご依頼することに決めました。

調査の進行

まず高橋さんに、夫の夜遅くなるスケジュールをお知らせしたところ、無駄のない調査プランが提案されました。
実際の調査の最中は調査員の方から随時、ご報告をいただきました。すぐに証拠写真が撮影できたと連絡が入りました。
相手の女性は、夫と同じ会社の人でした。写真を見たらどんな気分になるだろうかと自分の気持ちに興味がありましたが、特に何も感じませんでした。
その後、様々なアドバイスをいただきました。具体的には、「調査報告書の使い方」、「証拠写真はどういう時に使うべきか」、「好条件の引き出し方」、「金額設定」、「相手が開き直ってきたらどう対処するべきか」、「話し合いの最中の、子供たちとの連携方法」などです。

ご主人との話し合い

夫に話す前に、まず子供たちに「離婚しようと思っている」と伝えました。子供たちはもう独立しており、離婚に賛成してくれました。
そして夫が外出中のある日、子供たちを呼んで、夫の帰りを皆で待ちました。帰ってきた夫には、そこに座ってと言い、私の方から捺印をした離婚届を目の前に差し出して、「離婚してください」と伝えました。
夫はそこまでは予想していなかったようで、驚いていました。
子どもたちを同席させたのは、その方が冷静に話し合えると思ったからです。夫も私の決意が固いことを悟ったのか、離婚を承諾してもらうまでに数分とかかりませんでした。その後、2時間ほど話し合って、自宅、預金、年金など離婚条件をまとめました。
条件については、事前に高橋さんからアドバイスをいただいていたので、スムーズにまとめることができました。
浮気相手の女性にも、内容証明を送って慰謝料を請求しました。この女性とは会ってもいないし話し合いもしておりません。期日には満額が振り込まれていました。

今の気持ち

夫が家を出る日も、話し合いの中で決めていたので、数日は一緒に過ごしました。お互い感情的になることもなく、淡々としていました。

長年の胸のつかえが取れてスッキリしたせいか、会う人には「雰囲気が変わりましたね」とよく言われます。 子どもたちには、「再婚は？」と聞かれますが、しないと答えています。これからは子どもや孫と一緒に明るく過ごしたいですね。

いま離婚を考えている人へのアドバイス

できるだけ感情的にならないこと。準備が大切だと思います。証拠固めや財産分与の方針など、焦らず、きちんと準備をすれば、当日の話し合いは短く終わると思います。
また、話し合いの当日は、二人で話すのではなく、第三者を交えて話す方が良いと思います。私の場合は、子供たちが応援してくれたので心強かったです。
特に高橋さん、このたびは私の離婚、そして第二の人生の出発をお手伝いいただき、本当にありがとうございました。

本日は、お忙しいところありがとうございました。