１０年前に夫と結婚し、数年後に１人息子が生まれ、依頼人は子供が生まれたと同時に仕事を辞めて専業主婦となった。夫は一流企業に勤めていた為、生活はある程度安定しており特に家族内、夫婦関係でもめ事はなかった。

平日は夫の勤務が忙しく遅くなる事が多かったが、土日の休日は家族で過ごす事がほとんどであった。１年前から息子が野球を始めてからは送り迎えをする等、子供との関係も良好で息子を可愛がっていた。

半年程前に息子の中学受験の事で意見が食い違い、口論になった事はあったが、その後、お互いに話し合い、それ以降は喧嘩といった喧嘩は特になかった。

しかし、1カ月前の休日の夜に、些細な事で言い合いになり、夫から「もう我慢できない。離婚したい」と言い出された。離婚するような内容でもないので、本気で言っているとは思わらなかったが、翌日から夫の態度があからさまに変わり、食事を作っておいても一切食べず、口も利かなくなったので、数日後、再度、何を考えているか問いただすと、半年前に話し合った息子の進学方針も納得していないし、そもそも結婚生活に最初から不満があったと言われ、離婚しか考えられないとの事であった。

夫の言い分にまったく理解ができず、納得がいかないまま、１週間後には夫は実家にて別居する事となった。

出て行ってから息子にも会っていなく、どうしても腑に落ちないく、法律事務所にカウンセリング等に相談に行くと、浮気している可能性もあるのではないかと言われ、今回の依頼に至った。

１週間、本人の追尾調査を行った。平日は夕方に勤務先から行ったが、仕事が忙しいく、勤務先から出て来るのは終電間近である日が多く、そのまま実家に帰宅するケースが多かった。早目に出てきた日は男女合わせて数名で飲みに行く等で特定の女性をあっている様子は見られなかった。

土曜日は、車では母親と出て買い物にいったり、洗車等を行っていた。

日曜日は、実家の車で父親に最寄り駅まで送って貰い、電車で都内の勤務先方面へむかったが、途中から相当の警戒が見られた。その後、都内の駅で女性と接触し、スーパーで買い物をしてから付近のマンションに２人で入った事を確認した。また、マンションから出てくる際に、手をつなぐ等の姿も確認した。

その後の調査で、女性は同じ勤務先の女性であると判明した。