妻が1年前に介護のパートを始めてから家をあける事が多くなった。

当初は週に2,3日の勤務だったのだが、最近ではほとんど不在、夜勤も始め、会社の飲み会と言っては夜も出掛ける事が増えた。

また、夫婦の会話も少なくなってきていて、妻の行動を把握していない状態だ。

子供は大きい為、母親不在時も勝手に身の回りの事はこなしていて支障がない。

妻は20代前半で結婚し直ぐに子供が生まれ、専業主婦として子育てをしてきたので若い時期にほとんど遊んでいなかったので、ここにきてパート先の職場仲間と飲み会等を楽しんでいるようだ。

妻の服装にも明らかな変化が見え、浮気をしている可能性を考えるようになり、事実を確認しようと、妻の浮気調査依頼に至った。

パート勤務終了後とパートの休みの日を合わせて複数日の調査を実施する事となった。

勤務後は同僚と食事に行ったり、休日はスポーツジムや買い物に行く行動が見られた。

ただ、調査を進めていくと、休日の日にはある某宗教施設に出入りしている姿が明らかになった。

また、調査最終日には同宗教の集まりに参加した後、20代後半の男性と出てきてラブホテルで8時間の滞在をしたのちに別れた。

別れた男性の帰宅先を判明させ、全ての調査を終了した。

調査報告後、依頼者は妻に浮気の事実を知っている事を話した。

妻は全てを打ち明け、お互いの合意のうえで離婚する事となった。

話し合いの結果、依頼者である夫が親権を取り、子供と2人で自宅に残り、妻が出て行く事となった。