早朝に鳴り響くいたずら電話の犯人を捜す
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依頼者プロフィール
- 氏名:高松哲史 年齢:50代 職業:会社役員
依頼内容
このイタズラ電話による嫌がらせの調査をお引き受けしたのは10年程前の話になるのですが、先日、その現場前を通り、思い出したので事例としてご紹介します。
依頼人は藤沢市内の販売業の会社役員。家族は妻、娘1人の3人家族。
先々月の中頃から、早朝の4時台に自宅の固定電話へいたずら電話が鳴るようになった。
多い時で週に3,4回。少なくとも週に1回は現在もいたずら電話が掛かってくるという。
NTTの迷惑電話おことわりサービスなどで対策を講じたが、最近では公衆電話から掛けてきているという。
また、家族に恨まれるようなトラブルはなかったが、依頼人には唯一、思い当たる人物がいた。
既に退職した元社員なのだが、とにかく依頼人の事を目の敵にしていた人物で奴ならやりそうな事だという。
調査結果
イタズラ電話は4時台が多いという事で、調査はとりあえず、7日間、疑われる人物(40歳、独身でアパートに一人住まい)の自宅を午前3時半より監視する事にした。
まだ暗く、2か月近くに亘り本当にこんな時間にいたずら電話の為にわざわざ外出するヤツがいるのだろうか?
そう思って車内のモニターで玄関を監視していると、午前4時10分にカチャリ…開いた!!
男は上下ナイロン製のシャカシャカに身を包み、ロードバイク(自転車)で移動をはじめた。調査員も折り畳み自転車は準備済み。距離をあけながら、無線でやり取りをしながら自転車と車で尾行する。
10分も走らないうちに公衆電話前で自転車を降りる。電話を掛ける。
1分もしないうちに再び、自転車で移動、別の公衆電話からもう一度、電話をかけて帰宅した。
直ぐに依頼人と連絡を取り合った。「今さっき、無言電話がありました!!」
間違いなく、この男が犯人と特定された。
以後は動かぬ証拠収集にシフトする。
というのも、この時間帯に人は殆どいない状態の中、警戒されない様に尾行するのが精いっぱい。撮影も公衆電話で電話をしている姿だけだ。できれば、依頼人の電話番号へ発信している映像が欲しい。
そこで、2日目からは調査前に使用された公衆電話に予め、小型カメラを設置し録画状態にしておき、調査員が後方から公衆電話を掛けている撮影と電話を上から撮影して発信した番号が録画された映像で動かぬ証拠を収集した。
結局、調査を実施した7日間では3日間の動きがあり、その内1日は同じ公衆電話を使用したため、犯人が依頼人の電話番号を発信している映像まで抑え、調査を終了した。
調査料金
プラン | ストーカー調査料金 300,000円(調査員2名:特殊機材費含む) |
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消費税 | 30,000円 |
調査実費 | 10,500円 |
合計 | 340,500円 |