依頼者は川崎市内に数店舗をかまえる不動産会社社長。

個人的な知り合いという女性がオープンさせた居酒屋(川崎駅周辺の目抜き通りに面する)の開業資金を相談され、1000万円強のお金を出資しているという。

若干の好意を持っていた依頼者は諸条件を加え、出資したが、最近は不仲で約束通り返済は履行されているものの、個人的な付き合いは気薄となりはじめ、特定の異性がいるのではないかと感じはじめたという。

月初めには、決まって店の売上や状況などを報告するという名目で合ってはいるが、いつも、タクシーでマンションが立ち並ぶ住宅街で先に降車する彼女。

隠している訳ではないのだろうが、依頼者は未だ、彼女の自宅を知らないという。

もしかして、特定の異性と生活しているかもしれない、、、、。

そうした理由で、今回は彼女の自宅の特定と同居者の有無を確認する事が目的となった。

月初めに依頼者が彼女と合う日を調査の開始日とした。

居酒屋、バーと2軒を飲み歩いた2人はタクシーに乗車した。

(依頼者には店に迎車タクシーを呼び、乗車するように事前に打ち合わせていた)

その後、いつものようにマンションが立ち並ぶ住宅街で彼女が先に降車し、そこから徒歩5分も歩く場所にあるマンションに帰宅した。

どうやら、意図的に自宅マンション前では降りず、離れた所で降りていたようだ。

その後、3日間に亘り、彼女のマンションを監視し生活状況を調査する事となった。

マンションは彼女名義で5年前に中古で購入したものだ。2LDKに彼女と小型犬で居住し、依頼者が懸念する異性との同居は確認されなかった。

依頼者は同居している特定異性がいなかった事に安心した様子で、これ以上の調査は不要との事で調査は打ち切り終了となった。