息子の婚約者に対する結婚調査
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依頼者プロフィール
- 氏名:高野正行 年齢:50代 職業:税理士
- 家族構成:妻・長男(24歳)・次男(18歳)
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対象者プロフィール
- 氏名:友野さつき
- 年齢:32歳
- 職業:パート
依頼内容
2か月前に同居する長男が遠距離恋愛している6歳年上の女性と結婚すると報告してきたことから、この調査ははじまった。
依頼人である父は面識がなく、妻は自宅に立ち寄った際に一度、面識がある程度だとという。
息子の話から得た情報は以下の通りだった。
まず、彼女は現在、長野に父親、兄の3人で暮らしており、食事などの世話をしながら、パート勤務しているという。
両親は離婚して、母親はいないとのこと。
そんな事情もあり、結婚して横浜に転居することは難しいという理由で、息子は俺が長野に移り住むつもりだという。
父親は商売をしていたそうだが、会社を倒産させ、今は警備の仕事についている。
また、依頼人は息子へ口に出さないものの、同年代の女性と一緒になった方がいいのではと考えていた。
最も心配だったのは、仕事だ。
息子は都内のいわゆる一流大学を卒業し、現在、一部上場企業に勤め2年目だ。
転勤を願い出ると言うが、叶わなければ退社してもいいと言っている。
父親としては近くに住んでいてほしい気持ちや、折角、入社した申し分ない会社を辞めてほしくないし、地方に転勤を願い出る事によって
将来の出世にも大きく影響する事は明白だ。
そんな彼の将来を心配して、やんわりと「まだ若いんだから直ぐに結婚しなくてもいいんじゃないのか?」と諭して来たという。
息子は学生時代から言い出したら聞かない頑固な所があり、親父が反対しても俺は結婚すると言ってきかないのだという。
そこで、彼女は何と言っているのかと聞いてみると、「私は父を一人にする訳に行かない身で横浜で住む事は出来ないし、年齢も随分上だし、親御さんがこんな条件の私を受け入れてくれないと思う。その際は潔く、身を引くから」といっているというが、そんな大人な対応に息子はより惹かれていっている印象だ。
正直な所、依頼人夫婦としてはこの息子の結婚に反対なのだが、もし息子が聞かなければ、強引に引き止める事は出来ない。
複雑な感情の中、婚約者の女性のアラを探すためなのか?安心するためなのか?とにかく、全く判断材料がないということで結婚調査に至った。
もちろん、息子には内密に調査依頼をするということで、手元にある情報は上記に記した事柄と、年賀状に記載された彼女の名前、住所だ。
調査結果
父親は地元にある小さな会社に20年程務めた後、一人親方の様な形で住宅設備関係の会社を立ち上げたが5年程前に不景気で倒産させていた。
現在は主に交通誘導の警備でアルバイトをしているようだ。
兄については友人と会社を立ち上げたり、職を転々としていて、現在は知人の仕事を時折手伝っている様な状態。
妻とは情報の通り10年程前に離婚して、以来、3人で居住している。
本人についてもまじめで器量のあるいい子だと評され、父、兄共に近隣からも社会通念上の常識は持ち合わせ、挨拶も欠かさないという。
ただ、スーツを着た男性が本人宅を訪問している様子が見られ、恐らく金融会社の人じゃないかと噂になっているという。
そうした背景もあり、前の勤務先や取引先などにも調査網を広げ確認していくと、父親、兄共に数百万円に上る借金がある事が判明した。
父、兄は既にお金を借りる事も難しい状況である事は明白で、息子には一流企業に勤めているという信用だけで、ある程度お金を借りる事も出来る為、相手方の家に何かあれば、頼られる事も充分考えられ、お嫁さんだけでなく、その家族の面倒まで背負うリスクまで垣間見れる結果となった。
調査料金
プラン | 個人信用調査(結婚調査) 300,000円 |
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消費税 | 30,000円 |
合計 | 330,000円 |