非常勤医師の採用調査(横浜市内の中堅病院)
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依頼者プロフィール
- 氏名:神野晃伸 年齢:40代 職業:病院勤務(医事課課長)
- 現状:医師不足で非常勤医師の採用に伴う調査を実施
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対象者プロフィール
- 氏名:田辺正嗣
- 年齢:40代後半
- 職業:医師
依頼内容
横浜市内にある中堅病院の医事課課長である神野氏とは4年前に身寄りのない患者さんが唯一の親類を探したいという依頼を仲介する形で知り合い、以来、院内トラブルなどの折に相談を頂くようになった。
この病院では医師としての能力というよりも、患者や院内での人間関係が築けない性格的問題のある医師とのトラブルが2度ほどあり、それ以来、採用にあたっては簡易的な採用調査を実施している。
今回も院内では経歴、面談でも問題なしと判断された40代後半の医師が対象だった。
調査で問題なければ、採用する意向だという。
調査結果
神野氏とは4年来のお付き合いであることもあり、実施する調査は最も簡易的な自宅周辺の聞き込み調査である。
採用調査にあたっては出来るだけ早く報告が欲しいということで、相談を頂いた翌日に調査を実施、その翌日には採用調査報告書を提出した。
結果は「不適当と認められる」いわゆる、採用には適していない人物という回答である。
自宅は港北区内の閑静な住宅街に建つ2階建て住宅。ここに妻と2人で居住している。
一人娘は地方の大学に通っているため、下宿しているという。
近隣住民が自動車で本人宅の門扉を傷つけてしまう事故が1年程前にあった。
事故を起こした住民は町内会の役員を務め、世話役を担う60歳前後男性だ。
同男性は謝罪し、門扉の修復を願い出たが、本人は外観上、一部を修復してもらうだけでは足らず、建物の外壁一式を修復して欲しいと要求した。
門扉の修復だけなら10万円足らずだが、一式となると80万近い金額になったという。
そこから両家のトラブルがはじまり、暫くすると世話役の男性宅の車のタイヤがイタズラでパンク、生卵、生ゴミ、犬の糞の投下などの被害が複数回に及んだという。
犯人は捕まっていないが、本人の仕業ではないかと専らの噂である。
その他にも近隣とのいざこざがあり、社交性に欠ける人物と評されている事が明らかとなった。
前勤務先など経歴である病院には電話取材を実施し、在籍については裏付けが取れたものの、退職の経緯や理由については回答を得られなかった。
後日、神野氏からは同氏の不採用を決定し、別の医師を採用した旨の連絡があった。
調査料金
プラン | 雇用調査 100,000円 |
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消費税 | 10,000円 |
合計 | 110,000円 |